スプリンターズステークス 2023 考察

今週は秋G1初戦スプリンターズステークスが行われます。

近年は中々抜けた馬が出てこないスプリント路線

それもあってか、毎年のように人気薄の激走馬が出てくるレースですね。

スプリンターで抜けた馬といえばロードカナロアまで遡りますね。

例年通り波乱決着になるのか、それとも今年は堅い決着になるのか

早速考察していきましょう。

まずは、過去10年のデータから見ていきます。

マイナスデータ

・牡馬8歳以上、牝馬6歳以上

(1,0,0,18/19)

・前走G2以下で10着以下か1秒以上差負け

(1,1,0,24/26)

・前走キーンランドカップで4着以下

(1,0,1,24/26)

・セントウルステークスで4角10番手以下

(0,0,0,12/12)

・3歳、4歳で前走6着以下

(0,0,0,14/14)

・社台グループ生産馬で前走6着以下

(0,0,0,13/13)

マイナスデータにひとつも該当しなかったクリア馬は、

オールアットワンス

ジャスパークローネ

テイエムスパーダ

ナムラクレア

ママコチャ

プラスデータ

・関西馬

・4歳、5歳

・年内重賞勝ち馬

・前走安田記念

(2,1,1,6/10)

・前走高松宮記念

(0,1,0,1/2)

プラスデータの中でも、特に前走安田記念か高松宮記念だった馬は要注意ですね。

今年該当するのは、

メイケイエール

考察

3歳世代

まず今年の3歳世代ですが、今年はそれほどレベルが高くないと思っています。

スプリンターズステークスに出走してくる2頭モズメイメイとドルチェモア

モズメイメイは前走北九州記念で2番人気に推されながら10着

ドルチェモアは前走セントウルステークスで13着

この2頭も厳しいのではないかと思います。

ちなみに3歳世代でレベルが高いと思っているのはリバティアイランドのみです。

6頭出しのノーザンファーム

次にこのレースでカギを握るのはノーザンファーム生産馬の存在

マイナスデータで述べたように、ノーザンファーム生産馬は前走好走馬しかスプリンターズステークスで好走していません。

そもそも社台グループ生産馬の多くは芝1600~2400Mを目標に育成されています。

それに比較すると短距離や超長距離、ダートは好走率、好走数ともに下がります。

しかし今年は大挙6頭も出走させており、実に出走馬の1/3以上になります。

そこに社台ファーム、追分ファームも加えると出走馬の1/2が社台グループ生産馬になります。

本来スプリント路線では好走率の低い社台グループですが、今年は取捨が難しいところです。

気性難のあの馬の存在

メイケイエールの存在

この馬、能力自体はトップクラスの馬です。

ただ気性難で人気を裏切る凡走を繰り返してしまいます。

ついに前走安田記念では二桁人気になってしまいました。

一昨年のこのレースでは7番人気で惜しくも4着

ただ、いつ覚醒してもおかしくない馬でもあります。

マイナスデータに該当しているもののプラスデータにも該当しています。

人気次第では買い目にいれるべきかもしれません。

前走出走レース比較

今年も出走馬の多くは

セントウルステークス、キーンランドカップ、北九州記念

の3レース

個人的に考えるレースレベルは

キーンランドカップ>北九州記念>セントウルステークス

特にセントウルステークスはG2と思えないメンバー構成でした。

キーンランドカップは直前に雨が降り重馬場での開催

内を空ける展開の中でのタイム

スタートで不利を受けた何頭かは結果度外視で良さそうです。

まとめ

今週行われるスプリンターズステークス

今年も抜けた馬のいない混戦模様

しかしながら、マイナスデータを全てクリアした馬は5頭のみ

要注意のプラスデータ馬はメイケイエール

気になるノーザンファーム6頭出し

レースレベルはキーンランドカップ>北九州記念>セントウルステークス

この難解なレース、的中出来れば、それなりの配当が見込めそうです。

それともマイナスデータ該当馬がデータを覆し激走してしまうのか

今回のデータを参考にして最終予想したいと思います。

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